東京・京都での公演のおしらせ

■ソロ公演「女神にうたう」

2019年6月14日(金)東京公演
時間 開場7:00pm 開演7:30pm
料金 2000円 (1ドリンク別)
場所 カフェ・ムリウイ(祖師ヶ谷大蔵)
〒157-0072 東京都世田谷区1 祖師谷4-1-22 3F

2019年6月30日(日)京都公演
時間 開場5:00pm 開演5:30pm
料金 2000円
場所 民族楽器コイズミ(本能寺門前)
〒604-8091 京都市中京区寺町通り姉小路上る 下本能寺前町518番地(寺町商店街内)
地下鉄東西線「市役所前駅」下車5番出口から商店街に入ってすぐ。

インド・ベンガルの吟遊詩人と呼ばれる修行者、バウルのうた。歌唱と演奏、舞踊を一人で全て同時に行います。

今回は女神に関するうたを中心にご紹介します。優しい母に、美しい娘に、そして時に恐ろしい鬼神ともなる女神に捧げ、祈るうたです。
ご予約・お問い合わせ先
tomomi.paromita@gmail.com(パロミタ友美)
もしくはメッセージその他ご連絡ください。
*ご予約なしでも入場いただけますが、小さな会場でそれぞれ席数に限りがありますため、予めご予約を頂いた方ご優先になります。

詳細やメールフォームは tomomiparomita.comにもあります。

201906女神にうたう_01

201906女神にうたう_02

フライヤーで「公演の時の私は違う課題に取り組んでいることでしょう」と書いていますが、今現在は「自分の声、内側の静寂に耳を澄ませる」ことに集注しています。

個展総括、描く理由

 遅くなりましたが、おかげさまで無事に終了いたしました個展の、総括。
 写真は、最終日最終時間にいらしてくださり撤収作業を手伝って下さった櫻子さんの、「友美さんって時々こんな感じだよね(かわいく言うと)」という差し入れクッキー箱と、撤収翌日立ち寄った武田画伯の個展で、数ヶ月越しに引き取って来た画。

 今回は「生活の中に生きる画」というのがコンセプトとしてあって、それは普通に成し遂げられたというか、それはそれとして成功したかと思っています。
 でもその分、期間中は今後についてずいぶん考えました。猛暑と台風に重なって、あまり頭脳労働ができずにボーッとしていたから、ということもあります。

 来場される方の層が今までとは少し違って、私自身の変化を感じました。

 それで、展示をしばらくやめようかなあとも考えたのですが、その矢先にやってみたい展示のイメージが浮かび、その実現がいつになるかは分からないけれども(これをやるにはある程度の広さと知名度がいる)、画の活動としてはそれを念頭にやっていきたいと今は思っています。
 今いちばん考えていることは、実は仕事とお金を稼ぐことは本質としては違うことなのではないか、ということで、それで言えば私は画を見せる、そして画を売るということよりも、画を使って実現する空間づくり、場や体験を作るという事の方に興味があるようです。
 画は売れればそれはもちろん効率が良いし、次に新しい事がやりやすいわけですが、実際のところはただそれだけの話なんだということが、分かるまでに四年かかりました。
 とはいえ、これまでのように最初から最後まで一人でまかなうことはもう限界かな、というところで、やっぱり今回で一区切りという事にはなりそうです。
 それはどういう事かというと、たとえば搬入も基本的には一人でやってきたのですが、今までそれに疑問も持たなかったという事です。だから次からは、色々な意味で違う「存在」の展示になると思います。

 「なぜ描くか」というところで、たとえば私たちは体験を、脳から脳に転写する事はできないわけです(できる人もいるかもしれないけど)。見える世界は一人一人違う。私の場合は常に身体に取り組んでいるから、生きる実感や様々な感覚、認知が事実として日々刻々と鮮やかに変化しています。その一部を五行歌に詠んだりもするけれども、言葉ではどうしてもまかなえない事もあって、けれども記録していかないと消えてしまうし、共有することができない。
 時々私の文章について、「思っていたけど言葉にならなかった事が書いてあった」と言われます。私が発信する事が誰かの救いになることがある、ということは、なぜか小さな頃から揺らがずに確信していたことでした。
 だから記録していくこと、共有していくことは私にとって、まぎれもない「仕事」なのです。
 だから画を描くし、それをどう媒体として出すか(=展示・発表するか)が問題になります。

 それはそれとして、次はゴンド画との合同展が9月13日〜18日にあります。
 今回あえてはじいた、インド系の新旧の画を持って行きます。15日には無料ライブもあります。
https://www.facebook.com/events/656481798070151
 よろしければおいでくださいね。

 どうもありがとうございました。

 ジョイグル
 パロミタ友美

個展に向けての覚え書き1-アボリジニとドリーミング

アボリジニ、とはオーストラリア先住民のことで、その独特のアートや「ドリーミング」と呼ばれる神話群(そしてその現在と繋がり続ける感覚・価値世界)によって知られていますが、この「アボリジニ」という単語が日本では通じないということが、10歳で帰国したばかりの私には衝撃でした。

このたび3週間ほどオーストラリアに里帰りをしてきました。その隠れたテーマは「アボリジニのドリーミングを少しでも理解する」ことでした。
…隠れテーマだったのですが、キャンベラの国立博物館のアボリジニ・セクションにまるきり魅了されてからというもの、積極的なメインテーマとなり、軽く旅立った私のスーツケースは資料でズッシリ重くなりました。

二日間足を運んでじっくり堪能したこの展示は、「最新の博物館は、芸能の原点に近づくのか!」と思わしめるものでした。

アボリジニにとっての博物館の意義はかなりハッキリとしていて、放っておいては途切れてしまうかもしれないものを、継承すること。そのために、五感を使って歴史や文化の様々な側面が体験できるようになっていました。視覚や聴覚はもちろん、触覚も。触ることの力強さ。そして様々な映像。アートとの融合によって、人が歩き、動き、活動することがそのまま土地と響き合い影響をするということすら体感できる。

この展示にものすごい刺激と衝撃を受けた私は、それまでも持ち続けていた「それで、展示をすることに何の意味があるのか?」という問いにより強く向き合うことになりました。初年の展示は、それまでの画の供養という意味合いがハッキリとあったのですが、二年目からは霧に目をこらしながらの模索だったという気がします。
それで今回は、「体験する人に何も変化をもたらせないなら、展示をする意味なんて無いじゃない」というところの(ちょっと極端かもしれませんが)意識に引き寄せられました。

(遅くなったので、次に続く)

詩画展 7月2日〜6日

三たび目の個展を開催します。9月には埼玉でも展示を予定しています。


神の名が
いらないとして
一体、人はどうやって
謙虚でいられる
だろうか

−−−

雨上がりの
冷気と緑に
吹き飛ばされて
しまいそうなんだ
南国の冬

−−−

インドで、日本で、バウルの修行をしながら、心に残った風景や印象を画にしています。自分を刀で削り続けるような日々、零れ落ちた「私」の言葉を、五行歌にして残すようになりました。
眼で見ているのか、肌で見ているのか、分からなくなる時があります。その感覚がはたして共有できるものか、疑問を抱えながらの三度目の個展です。

7月2日㈰〜6日㈭
12時〜19時 ※最終日のみ17時まで
初日2日18時より、レセプションパーティあり

会場:ディープダン http://www.deepdan.com
(下北沢駅、池ノ上駅より徒歩圏内)

会期中、作家は終日、楽器と共に在廊します。

4月2日公演のご案内+前回のご報告少し

prof_kari

 先日の日本初公演、おかげさまで盛会のうちに終了いたしました。みなさまありがとうございました。

 告知をしたからには報告を少しブログにも書こうと思ったものの、何を書いても上滑りしてしまう。確実に言えることは、「良かった」ということ……初めての会としては、とても本質的な手応えがあったように思う。あの場所で、あの方々と、この会を迎えられて良かった。

 感覚としては色々あるのだけど、これからを通してしか証していくことのできないことばかりで、たぶん文章に残すべきことがあまり無い。やっぱり詩の方がいいな。

 実は次の公演もすぐに決まっていて、そちらは初めて人前で歌うものばかりなので、ひとまずは既に、そちらに取り組まなければ。

 というわけで、詳細は以下でございます。

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バウルの歌と踊り「雨雲を恋ふる鳥」

「チャトク鳥はじっと待つ 雨雲を恋ふて なのに雨雲は よその国に
 雨を降らせる」
「笑いながら罪を犯し 一体どれほどの命を いたずらに傷つけて来ただろう」

 放浪の吟遊詩人とも呼ばれるバウル、ベンガルの修行者たちにとって、歌は人生を導くみちしるべです。天を貫くような高い声は、赤子が母を求めるように。一弦琴「エクタラ」と小鼓「ドゥギ」を奏でつつ、足につけた「グングル」で鈴を鳴らして舞い歌う、伝統的な一人で完結するスタイルを学ぶ佐藤友美の、師の許しを得て本邦二回目の公演です。

2017年4月2日(日)
開場14時 開演14時半
会場:高円寺Grain [http://grain-kouenji.jp/]
チャージ:2000円+1ドリンク
予約:tomomi.paromita@gmail.com

バウルとは: 舞い歌う行者。いにしえから連綿と受け継がれて来たヨーガ行の流れであり、その源流は15世紀の聖人チャイタニヤにも、8世紀の仏教遊行僧にも遡れる。イスラム神秘主義のファキールやダルヴィーシュ、更には土俗的で肯俗的な女神信仰など、様々な要素を包含した詩を歌う。今もインドの西ベンガル州やバングラデシュ地域を中心に生きている伝統。

TOMOMI PAROMITA (佐藤友美)
バウル行者、画描き、五行歌人、翻訳家。
1986年、埼玉県生。パルバティ・バウルに師事。
幼少時から画を描く。4—10歳をオーストラリアとシンガポールで、十代を日本で過ごす。青夏会の松本一に画を師事。
オーストラリア国立大学にてサンスクリット語と言語学を学び、意味論の権威アンナ・ウィアツビッカ教授の、先入観を是としない向き合い方に大いに影響を受ける。サンスクリット詩の詠唱から歌に興味を持ち、2008年に南インド古典音楽にふれ、2011年よりまじめに学び始める。ケーララ州にて就職中の2013年パルバティ・バウルに出会い、バウルの道に入る。
現在は修行のため、日印を行き来する生活を送り、日本滞在時は新座石山社中にて武州里神楽の舞を学ぶ。
2017年1月、ケーララ州トリバンドラムにて初公演。
ホームページ [www.tomomiparomita.com]

会場:高円寺Grain
[http://grain-kouenji.jp/]
東京都杉並区高円寺北3-22-4 U.Kビル2階
(JR高円寺駅北口、中通り商店街、中華料理「成都」2階)
TEL&FAX:03-6383-0440

3月18日公演@祖師ケ谷大蔵

 実は、1月にインドでデビュー公演をしたのです。
 というわけで、3月18日に日本での初公演をいたします。ぜひいらしてください。
 Facebookページはこちら

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「月の君 黄金の人 よろこびの中で、あなたと共に 楽の音に合わせて 踊りましょう」
 放浪の吟遊詩人とも呼ばれるバウル、ベンガルの修行者たちにとって、歌 は人生を導くみちしるべです。天を貫くような高い声は、赤子が母を求める ように。一弦琴「エクタラ」と小鼓「ドゥギ」を奏でつつ、足につけた「グ ングル」で鈴を鳴らして舞い歌う、伝統的な一人で完結するスタイルを学ぶ 佐藤友美が、師の許しを得て今回、初めて日本で公演します。

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【日程】3月18日(土)
【時間】開場7:00開演7:30
【料金】2000円(1ドリンク別)
【予約】tomomi.paromita@gmail.com(佐藤友美)
(定員がありますので、ご予約をお願いしております)

*当日は簡易ドリンクメニューのみになります。
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バウルとは: 舞い歌う行者。いにしえから連綿と受け継がれて来たヨーガ行の流れであり、その源流は15世紀の聖人チャイタニヤにも、8世紀の仏教遊行僧にも遡れる。イスラム神秘主義のファキールやダルヴィーシュ、更には土俗的で肯俗的な女神信仰など、様々な要素を包含した詩を歌う。今もインドの西ベンガル州やバングラデシュ地域を中心に生きている伝統。
(より詳しく>>https://www.tomomiparomita.com/baul

佐藤友美
 1986年、埼玉県に生まれ、幼少期をオーストラリアとシンガポールで、十代を日本で過ごす。物心つく前から画を描き、10歳の帰国時から青夏会の松本一に師事。18〜22歳の五年ほどは武道を生活の中心に据えていた。大学で学んだサンスクリット詩の詠唱からインドの声楽に興味を持ち、南インド古典声楽を経由してバウルに辿り着く。2013年よりパルバティ・バウルに師事。現在は修行のため、日印を行き来する生活を送る。日本では新座石山社中にて武州里神楽の神楽舞を学ぶ。
2017年1月にケーララ州トリバンドラムにて初公演。
​ホームページ:www.tomomiparomita.com

会場:Cafe MURIWUI
世田谷区祖師谷4-1-22-3F
小田急線 祖師ケ谷大蔵駅 徒歩5分