「雲の使者」9号

不定期便「雲の使者」
Tomomi Paromitaメールマガジン9号

 

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また変化した
呼吸の味
のどごしは
たぶん
アムリタ
コオロギよ
家の中にこもる
わたしすら
祝福する
あなたがた
なぜ
己の存在を
悔やむのか
去れ
お前はまやかしだ
心臓の
音が聴こえる
夜の中
ぽっかり開いた
秋風のドームで
××○○で終わる
手紙を書きたい
遠い海の友よ
生まれてくれて
ありがとう

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(展示・公演情報)

★11月17日(土)佐藤友美パロミタ自主公演
バウルの歌舞「ぬばたまの黒い鳥 シャーム・シュク・パキ」
時間 開場7:00pm 開演7:30pm
料金 2000円(1ドリンク別)
場所 カフェ・ムリウイ(祖師谷大蔵)

飲食 劇場時はフードの提供ありません
予約 tomomi.paromita@gmail.com(佐藤友美)

■10月31日(水)グリーンクラフト感謝祭にてバウルの歌舞
時間 15時〜、18時〜(2回公演)
場所 川越 三番町ギャラリー
お問い合わせ greencraft@rhythm.ocn.ne.jp04-2965-0411

■11月11日(日)マリナ・アーマッド江古田公演のオープニング
時間 15:30〜17:30
料金 予約3000円、ペア割5000円 当日3500円
場所 ギャラリー古藤(江古田)

★11月いっぱい、恵比寿の風花というおいしい和食屋さんの15周年展示に、私も「黄金のベンガル」という作品を出品させていただきます。
テーマはGOLDということで、豪華な展示になりそうです。ご飯がおいしい!
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13126415/

※11月23日、25日のインド来日ガタム奏者、ヴィックゥ・ジーの「天上のリズム」2018コンサートやレクデモもお手伝いするのでフライヤー画像添付させていただいております。

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このお便りは、つい途切れがちなメールや連絡を補う意味でもお送りしております。返信が滞っております皆様には大変申し訳ございません…。いつも本当にありがとうございます。
この頃の楽器を伴った稽古は、主にドタラ(私の持っているのは四弦の、弦楽器)での舞い歌いです。身体的にはかなり制限があるこちらで稽古していると、エクタラ一絃琴とドゥギ鼓に持ち替えた時により自由に舞い歌える、気がしています。
一歩一歩、意識の階段を降りるように、足場を探りながら、より自由に、繊細に、本当に、舞い歌うために、できるあらゆる事に取り組んでいます。身体が日々変化していて、1週間が3ヶ月分ぐらいの密度というか感覚があります。あっという間でもあるのですが。かなりゆっくり歩けるようになりました。
6月の師匠ツアーの準備に専心した怒涛の一年ほどは、自分自身の稽古には最低限の時間しか割けなかったので、その分を取り戻すように、そしてその期間に受けた刺激を噛みしめるように、貪るように身体に取り組んでいます。
11月17日のムリウイでの自主公演は、師匠来日ツアー以降自分の稽古に集中してきた、今年のひとまずの集大成になると思います。
11月末からは、来年の2月ぐらいまでインドの師匠の所におります。
20歳になったかならないかの頃、友人と「30歳まではとりあえず自分のために生きて、30歳になってから人や社会のために生きよう」というような話をしました。
実際に30が近づいて来ると、「そんな事も言ってたな…しかし現実には30ってそんな年齢じゃないし、難しいな」と思っていた、のですが。
私は今年が本厄なのですが、ふと気が付いてみると、確かに30あたりからは自分のためには生きていません。30歳の時に師匠の日本ツアーの企画が始まって、奉仕として身を捧げる事を決めた時から、ツアーを終えてからも、私の人生は私のものでありながら、私のものでは無くなりました。
もっとも、一方では個人の性質はより鮮明になってきている面もあり、無駄な無理や、苦手な事がどんどんできなくなっていることも確かです。「こういうものである」という理解や思い込みは、日々壊され、更新されていきます。
…またビミョーな事を書いてしまったかな。どうも最近、「秘するべき事」と「明らかにするべき事」の境目を綱渡りしているようで、難しいです。何を書いても、意図を読み違える方はいらっしゃるし、どうも私は、自分自身を翻訳して伝える事が苦手な上に、抵抗があるのです。
本当にご縁と人に恵まれているなとこの頃ますます、しみじみと実感します。
本当にいつも、ありがとうございます。

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最近読んだ本

「身体のリアル」押井守、最上和子(KADOKAWA)

今年に入っで読んだ中で、一番わし掴まれたかもしれない本です。その後最上さんのお稽古も体験させていただいたのですが、やはり凄かった。たったひとりの探究でこれほどの体験を引き出す稽古法を掴み取ってきた凄さ。
私は押井監督の作品を一つも観たことが無いこともあって、初読ではとにかく最上さんの言葉を貪るように読んでいたのですが、再読したら押井監督の言葉もちゃんと入ってきました。

私が凄いと敬服する(多くの場合)プロフェッショナルは、男性である比率が多いように思うけど、「わし掴まれる」ほどの力を持つのは、結局女のことばである、ということに気づきました。男性の書き手で敬服するのはその思想、フレームワーク、そこから展開される世界観。女性でわし掴まれるのは、その生きざま、存在自体に参ってしまいます。魂から来ている言葉というのか。これは私が女だからなのか、それともただの偏見による勘違いなのか、それは分からないけど。

「武学探究」甲野善紀、光岡英稔(冬弓社)

最近改めて、光岡さんが凄いな、と思ったので再読。読む側が成長すると、読み取れる事柄が全く変わる事をつくづく実感しました。

「自由へのスパイラル・ダンス」洪信子[ホン・シンジャ](フィルムアート社)
2016年バンガロールのターンティ・ダートリ(師匠主催の国際女性芸能フェスティバル)で圧倒的な衝撃と印象を残した韓国の現代舞踊家。動画などで見てもその凄さが全然分からないのがもどかしい。彼女の著書は、師匠が「韓国で、その本を読んで人生が変わったという女性にたくさん出会った」とおっしゃっていたので気になっていたのですが、何と日本語版があった!

何度も読み返して味わいたい本です。凄い人生。

「内向型を強みにする」マーティ・O・レイニー(パンローリング)
今更の本ですが、このところ思うところがあったのでちゃんとintrovert(の訳語が「内向型」だったのですね!と今回調べて分かりました)について読んでみようと思いました。読んで良かったです。「普通(多数派)」であることも「普通じゃない(少数派)」であることも実際のところはどちらも辛くて、どちらでも無くなるしかないのだと思っています。でもその過程で名付けや分類法を知って行くことは一助になる気がします。少なくとも私は、自閉症スペクトラムという病名あるいは分類に救われたので。ただ、「病気」と名付けることがしっくり来るタイプと、そうではない、たとえばHSPなどの性質だと名付ける方がしっくり来るタイプ、というのは分かれるかもしれません。私の場合は病名がほしかったわけですが。

「空海とはじめる仏画:なぞり描き&ぬり絵」静慈圓(SAKURA MOOK 43)

石窟寺院の壁画の模写などしたいなあと思いながら用意を面倒がって後回しにしていたら、母と訪ねた高野山で見つけました。敦煌の飛天なども初級編として載っている! この頃の私の癒しです。そして何か、なぞっていく事が舞の動きにも影響しているような気がします。

円空関係の本
ベンガル語学習の本

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!

ジョイグル

Paromita 佐藤友美

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Tomomi Paromita (佐藤友美)
http://www.tomomiparomita.com

 

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